年下のおとこ

クールな二人

前カノとの心の傷が癒えていない隆一を振ってしまった私。
月に数回とは言え、現在進行形で逢っている男がいるから…。



 服を整え、二人の目線が絡まります。

「じゃ、又今度。」

「ええ。」

濃厚なキスをして、この部屋へ来た時と同じ、彼が先に部屋を出て行きます。

私は数分遅れて部屋を出ました。

 ホテルのエレベーターホールから出入り口に向かって歩いていると、カフェから何かを感じました。

 目線?

ついっと視線を走らせましたが、こちらを見ている人は居ません。

気のせいか、と思いながらホテルを後に、緑のアルファロメオに乗り込みました。

 
 車に乗っている時も降りる時も、二人共無言です。

何処に盗聴器があるか分かりませんから。

でも先程の視線が気になります。

記者でない事を祈るだけです。



 数日後、メールが届きました。

隆一からです。

“俺を騙したな!男がいるならいるって言えばいいじゃねーか!
お前らの仲なんかぶっ壊してやる!”

よくもまぁ、自分勝手な事を書けるものです。

あのホテルでの視線は、隆一だったのか?

でも、隆一の顔はカフェには見えませんでした。…?

“私が誰と付き合おうが、隆一には関係ないでしょ?彼氏じゃないんだから。”

私がメールを返信すると、その後はメールも来ませんでした。

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Author:千奏
友達が言うには、
私はホワイトタイガーだそうです。
一瞬見て恐くてビックリするけど、近づいていくと魅力に捕われそうになって、近付き過ぎると手負い傷を負い、雪国生まれで白い肌だから…。
そんなに恐いかな…。

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